残暑厳しいですね、台風も接近しているようで今後の動きには注意が必要です。さて現場では、外壁の杉板張りが進んでいます。
水色の透湿防水シート(ウエザーメイトプラス)が張られ、縦方向へ通気胴縁が取り付けられています。通気胴縁サイズは45mm×18mm、この18mmが通気層の巾になって、ここを空気が通っていきます。
今回採用している杉の外装材ですが、屋久島の杉材を使っています。チャネルオリジナル株式会社が屋久杉(人工林のもの)の山を活用しようと取り組んでいる、屋久島地杉プロジェクトの杉板です。油分が多く外装材として理に適ったものになっています。
表面はラフ仕上げになっていて、少し毛羽立っています。通常は、プレーナー加工といってきれいに表面を削ってあります。今回は、油分の多い屋久島地杉なので耐久性を期待して、無塗装仕上げ、年月を重ねることによる経年の変化が楽しめる外壁にしました。
外壁を板張りとする時、悩みどころがコーナーの納め方。一般的には角材をL字型に削って、パカって隠しちゃうのですが、ちょっとかっこ悪いので今回はこんな納め方にしました。しかも、簡単でコスト抑え気味でいけるように、通気胴縁を使っています。
サッシ下部には樹脂製の防水部材を挿入。これまでは防水シートを切り貼りしていましたが、より信頼性の高いものへバージョンアップ。少しコストアップになりますが、メリハリある素材選びを心がけます。
床に使う断熱材も届いています。エンデバーハウスのパーフェクトバリア。ペットボトルの再生樹脂で作られた繊維系断熱材です。同じ繊維系でグラスウールが一般的ですが、ガラス繊維なため肌に触るとチクチクします。このパーフェクトバリアは、ユニクロのフリースと同じ素材なので、その中にうずくまっても全く問題なし。うちではこの切れ端を使ってクッションにしています。性能と安心安全を突き詰めるとこの断熱材にたどり着きました。
その断熱材をセットする大引きの施工状況。鋼製束で支えるわけですが、古い土台や大引きと位置がほぼ重なってしまいます。そこで大工さん、穴を開けて貫通させてくれました。
日曜日に幕板の塗装してきました。今回の住宅ではほとんど塗装工事がないので、このためだけに塗装屋さんに来てもらうのもあれなんで、僕と家内で塗っちゃいました。キシラデコールのスプルース色、2回塗ってます。
朝7時から塗り始めて11時前に完了。朝から作業始めて正解でした、この日の最高気温36度。
外壁を先行させているので、内部はこんな感じ。この後は床の断熱材を敷き込んで、防湿フィルムを布施込み、床板張りへ進んでいきます。
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