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執筆者の写真古市伸一郎

内部床張り、やっぱ杉の床は気持ちいい。

台風9号接近、現場周辺の学校も今日はお休みだったようで、子供達の姿がちらほら。台風自体は進路を変えたようで被害少なく一安心。と思ったら、10号発生とのこと。進路予想では結構厳しいルートを示しています。みなさまお気をつけください。


いよいよ室内の床張りが始まりました。今回もいつも使っている杉の厚板、なんと厚さが30mmもありしかも幅が150mm。優しさの中にも上品さがある逸品です。


これがその床板。福岡県うきは市の会社が生産しています。うきは市と言えば、以前のブログで紹介していた藤波ダムの近くです。その時のブログは↓



あらためてgoogleマップで見てみるとすぐ近くだったことが判明。一度この平川木材工業さんへは取材に行ってみたいですね。この杉の木がどこから切り出され、どんな風に加工出荷されているのか。なんだかドラマがありそうです。


さて現場の方はと言うと、床材張りの前に断熱材と防湿シートの伏せ込みをやっています。ピンク色のシートが防湿シート、その下にうっすら見えるのが断熱材です。断熱材については先日のブログをご覧くださいね。


床の下地大引きが右手に見えています。このサイズが90mm×90mm、断熱材の厚さも合わせて90mmにしています。厚さを揃えることは、施工精度をあげることにも貢献しますが、その前に住宅の性能を計画する段階でこの厚さに決定しています。


防湿シートの役目としては、その名の通り「湿気を侵入させない」ことにあります。室内では人が呼吸し、調理などによる煮炊きをやったり、燃料系暖房機の使用により多くの水蒸気が発生します。その水蒸気を壁の中へ入れないようにするのがこの防湿フィルムの役目です。なので、床と壁との取り合い部分にも、防湿層の連続性を確保するために、写真のように床のシートを壁側へ立ち上げておきます。あとは、壁の防湿層と繋げる感じです。


床が張られるとだいぶ雰囲気出てきますよね。でも、このあと速攻で床養生(床が傷つかないように覆いをかぶせます)がされてしまいますので、この床板が見えている状態は完成までお預けです。


見上げると電気配線も進んでいます。今回かなり深く天井裏が取れるので、最終的な仕上げは天井裏ができてからとなっています。


現場で出る床板の端材です。材料の時点で長さが3,920mmあるのですが、下地になる大引きの間隔は900mm。つまり、900mm×4間隔=3,600mmで基本的に320mmくらい端材が出ることになります。なるべく使いまわせるようにしていくのですが、どうしても出ちゃうのです。こんな風にある程度まとまった数と、サイズの揃った杉板、しかも3cmの厚さがあるものなので、アイデア次第で使いまわせそうです。もし、欲しいと言う方いらっしゃったらご一報ください。これでスプーンとか作る友人を知っています、僕もやってみようかな。


突然の雨でしたが外観はこんな感じ。東北西3面の屋久杉地板の外壁張りは完了しています。雨にぬれてしっとりした色になっていました。足場が外れて、足元の整理がついたらきっとカッコ良くなりますよ。これからは現場の変化が大きくなるのでお見逃しなく。


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